「県立岐阜商業高等学校」と「ハンドバッグの松尾屋」がオリジナル商品を共同開発

 (公財)岐阜県産業経済振興センター(岐阜県よろず支援拠点)と産学連携協定を結んだ「県立岐阜商業高等学校(以下、県岐商)」は、「ハンドバッグの松尾屋」と新商品を開発し、県岐商が設立した株式会社GIFUSHOが運営するネットショップを通じて販売を開始しました。
 県岐商の3年生6人は、「ハンドバッグの松尾屋」から裁断した革の提供を受け、生徒がボタン付けなどの加工をして、オリジナル商品「コイフォンケース」として完成させました。
 完成した商品は1枚の革からできたイヤホンやコインを入れられる三角形の小型ケース(写真:右)。4色あり、価格は1000円(税込)。革の表面に名前を刻印することもできます。
【担当コーディネーターより一言】
岐阜県よろず支援拠点
チーフコーディネーター 松岡 隆

 令和元年12月から県岐商が運営するネットショップ上で販売したところ「一部完売するなど好評」との連絡を令和2年1月6日に受けました。
 常識にとらわれない、若者の発想で新商品を開発することで、人材育成、新市場開拓につながったと思われます。
 これからも、岐阜県よろず支援拠点は、株式会社GIFUSHO及び県内の中小企業・小規模事業者を支援してまいります。
【担当コーディネーターより一言】
岐阜県よろず支援拠点
コーディネーター 鈴木昂司

 今回の経緯は、『岐阜県内企業の商品を売っていきたい』という生徒さんの熱い想いが発端でした。折角、商業高校に入学し、ビジネスを学んでいるので、「仕入―販売」というビジネスのスタイルではなくて、「売れたときの喜び」、「販売していくことの難しさ」、「商品作りの楽しさ」及び「お客様目線の大切さ」などを“商売”を通して実体験していくことこそが、“学び”ではないかと考えました。
「売る」ためには、商品に惚れ込まないといけません。そのためには、生徒さんが考えた商品を形にすることが重要だと考え、このプロジェクトはスタートしました。生徒さんは松尾屋さんに足を運んで、型抜き、鋲打ち、名入れの刻印等の作業を行い、“自分たちの商品”という想いを醸成させていきました。そして、この“想い”が「完売」という結果に繋がったのだと思います。
 この成功体験が、彼ら・彼女達の将来において、起業・創業につながればと期待しています。


(公財)岐阜県産業経済振興センター 産業振興部 岐阜県よろず支援拠点担当
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