U.岐阜県の刃物製造業の現状

U−1.刃物製品出荷額の推移

 通産省の「工業統計表」による1980年以降の岐阜県における刃物出荷額の推移を時系列でみると、1984年(50,233百万円)、1992年(50,723百万円)の2つのピ−クがあることが分かる。1984年は関市の刃物輸出のピ−クとみられ、1985年のプラザ合意以降、主力輸出品であった食卓用ナイフ等が急激に落ち込んでいったことからもそれは伺い知れる。
 1992年のピ−クは、いわゆるバブル経済によって法人向けのプレミアム用品・ギフト用品が増加したことや、レジャ−ブ−ムの高まりにより、ホテル向けカミソリ等の需要が大幅に増加したことが要因とみられる(図表2、4)。
 続いて全国をみると、1984年(231,369百万円)と1991年(265,937百万円)にピ−クがあり、若干のタイムラグはあるものの、ほぼ岐阜県と同様の動きをしている。1992年までは「食卓用ナイフ・フォ−ク・スプ−ン(めっき製を含む)」の市場規模が最も大きかったが、翌年以降「その他の機械刃物」に取って代わられた(図表3、5)。

注:1980年のみ全事業所、1981年以降は従業者4人以上の事業所が対象のため連続しない。「鋼板せん断用刃物(シャ−ブレ−ド)」、「その他ののこ刃」については、ほとんどの年において秘匿されていることや、金額がわずかであることから割愛した。品目別の出荷額の詳細については、図表4に掲載。
出所:通産省「工業統計表」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成


注:1980年のみ全事業所、1981年以降は従業者4人以上の事業所が対象のため連続しない。品目別の出荷額の詳細については、図表5に掲載。 出所:通産省「工業統計表」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

図表4 刃物製品出荷額の推移(岐阜県、従業者>4人以上の事業所)
単位:百万円
  1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997
食卓用ナイフ・
フォ−ク・
スプ−ン
(めっき製を含む)
10,849 9,447 9,008 12,657 11,123 9,345 7,471 5,982 5,496 4,540 4,292 4,470 3,832 3,521 2,112 2,362 1,828
鋼板せん断用刃物(シャ−ブレ−ド) 512 482 607 1,056 1,326 228
合板・木工機械用刃物 208 135 65 42 68 37 51 57 90 318 118 128 89
その他の機械刃物 981 918 971 814 1,033 1,077 952 1,083 1,025 1,093 757 649 1,420 1,212 1,235 1,298 1,326 1,514
理髪用刃物 12,361 12,417 13,437 13,485 13,476 13,612 13,881 14,820 15,762 16,516 15,152 14,944 17,507 16,064 17,063 15,254 15,755 13,939
ほう丁 5,978 6,064 7,643 6,769 7,773 7,125 7,022 7,024 7,642 8,938 10,865 10,157 9,396 8,199 9,110 9,224 9,380 9,722
ナイフ類 6,314 6,899 6,872 6,718 7,220 7,384 6,532 5,508 4,885 5,189 6,049 6,660 5,777 5,100 4,893 4,878 3,976 3,723
はさみ 5,342 6,080 5,462 5,153 6,688 5,850 6,279 5,649 5,477 5,704 6,203 6,771 6,800 6,037 5,782 5,245 6,430 7,525
その他の利器工匠具、手道具 2,806 2,580 3,656 3,511 2,855 3,558 3,924 4,614 5,309 4,850 4,693 5,421 5,106 4,027 6,735 6,767 6,730 7,706
手引のこぎり - - - - - - - - - - - - - - - - -
金切のこぎり - - - - - - - - - - - - - - - - -
その他ののこ刃 131 182 176 194 221 232 190 232 241 251
44,839 44,536 47,049 49,242 50,233 47,993 46,755 45,406 45,827 47,658 49,299 45,979 50,723 44,561 48,657 45,356 46,328 46,297
出所:通産省「工業統計表」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成
注:「−」は該当数値なし、「x」は1または2の事業所に関する数値等のため秘匿の対象となったことを示す。
  「計」は秘匿数値を除く各項目を単純集計したものであり、必ずしも全体像を示すものではない。
  1980年のみ全事業所が対象のため、1981年以降とは連続しない。

図表5 刃物製品出荷額の推移(全国、従業者4人以上の事業所)
単位:百万円
  1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997
食卓用ナイフ・
フォ−ク・
スプ−ン
(めっき製を含む)
60,965 64,680 57,673 62,987 66,942 63,119 50,766 42,733 42,502 43,875 43,665 46,317 45,125 36,138 31,953 23,824 26,980 23,342
鋼板せん断用刃物(シャ−ブレ−ド) 6,887 6,541 6,201 5,677 6,552 7,752 9,434 8,005 8,252 9,262 9,523 10,900 9,239 8,418 7,812 7,705 7,414 8,128
合板・木工機械用刃物 20,927 18,049 13,384 13,890 14,030 16,229 25,037 26,821 29,651 30,703 35,143 38,298 29,964 34,780 33,021 31,604 28,099 34,432
その他の機械刃物 23,622 22,738 29,080 29,057 34,796 36,318 25,958 27,372 30,845 34,348 36,381 38,017 38,847 37,158 35,068 37,154 43,940 38,914
理髪用刃物 14,966 15,394 16,405 17,095 17,230 17,145 18,060 18,814 20,216 20,705 19,503 19,719 22,859 20,041 20,986 19,530 19,793 17,467
ほう丁 12,026 11,479 12,895 11,895 13,172 12,014 12,053 12,659 13,918 15,188 17,314 16,669 15,958 14,640 15,473 15,951 17,275 17,730
ナイフ類 11,535 12,355 12,744 12,126 9,837 10,192 10,880 8,632 8,337 8,894 9,725 10,378 9,710 8,924 9,952 9,943 9,200 9,134
はさみ 17,065 16,880 15,625 16,709 18,508 18,723 18,505 19,239 18,682 18,882 19,896 20,947 21,308 17,676 17,945 16,504 17,143 19,092
その他の利器工匠具、手道具 11,900 12,198 11,238 12,534 13,018 12,294 12,448 13,284 14,868 13,614 14,759 15,415 14,848 13,357 16,481 16,920 15,443 16,327
手引のこぎり 10,221 8,340 9,138 7,949 8,600 9,869 10,007 10,839 11,903 13,062 13,854 13,434 13,436 13,162 10,329 13,644 10,466 12,793
金切のこぎり 14,155 15,578 15,111 14,852 16,195 16,738 15,444 13,431 16,006 17,806 18,086 18,791 17,554 11,512 11,344 10,403 12,366 11,987
その他ののこ刃 11,196 10,132 9,002 12,334 12,489 12,649 12,166 13,634 13,940 15,111 15,905 17,052 17,586 18,197 14,927 13,823 13,311 12,442
215,465 214,364 208,496 217,105 231,369 233,042 220,758 215,463 229,120 241,450 253,754 265,937 256,434 234,003 225,291 217,005 221,430 221,788
出所:通産省「工業統計表」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成
注:1980年のみ全事業所が対象のため、1981年以降とは連続しない。

U−2.出荷額の全国シェアの推移と製品市場の現状

 岐阜県の工業用刃物等を含めた刃物全体の出荷額は、全国の割程度のシェアを保ち続けている。品目別では、約8割の安定した高シェアを誇っているものは理髪用刃物である。
 1997年でみると、続いて多いのが包丁(54.8%)、その他の利器工匠具、手道具(47.2%)である。はさみ(39.4%)はここ5年ほどの間に大きくシェアを伸ばした。1980年代半ばには7割を超えるシェアを誇っていたナイフ類は、今では4割ほどに低下した(図表6)。

図表6 刃物製品の全国シェア推移(岐阜県)

注: 1980年のみ全事業所、1981年以降は従業者4人以上の事業所が対象。
出所:通産省「工業統計表」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

(1)カミソリ
 理髪用刃物のなかに含まれるカミソリは、 替刃式市場ではアメリカ製品が高いシェアを誇ってきた。しかし、我が国の企業においても世界初の3枚刃カミソリを発売し、コンビニエンスストアを中心に好調であるなど、様相が変化している(注1)。日本は他の先進国に比べウェットシェ−バ−の利用率が低いと言われており、他の先進国並に普及していけば、拡大の可能性は高いとみられる。 
 今後は、団塊ジュニアをコア・タ−ゲット層に、ドライ(電気カミソリ)からのスイッチングを狙った様−な啓蒙活動を展開するなど、引き続きウェット・シェ−ビング市場の開拓に注力することが望まれる。

(2)包丁
 包丁は女性の社会進出による外食・中食化等の進展、食生活の変化等により、使用機会が減少していると言われている。使用経験の少ない「包丁初心者」を対象に刃先を丸め、イラストで使用法を表示した「初心者向け包丁」、特殊加工により切り離れや安全性が向上した包丁、抗菌素材を使用した包丁など、減少を食い止めるためのアイデア商品が好調であるとの話もあり、消費者の購買意欲を増加させる提案型商品企画が重要になってきたといえる。
 一部に価格が十数万円ほどの受注生産の高級品もみられるが、その一方で、最近流行している100円ショップで売られるような商品もある。こうした低価格品は、中国、台湾等からの輸入品とみられる。
 近年、量産型の普及品が増えてきたことは事実であるが、東京などで行われる刃物の即売会においてはステンレス製の普及品よりも、「錆びても良いから本格的な鋼製のものが欲しい」という声もあり、切れ味を追求した高級品にも根強い需要があるとみられる(注2)。

(3)はさみ
 はさみは事務用を中心に低価格の普及品が主流となっている。近年、輸入品も増加しており、切れ味よりも価格を優先する傾向がみられる。ただし、一般には流通していないプロ用の理髪用はさみの高級品は安定したシェアを誇っていると言われる。環境に対する意識の高まりから各種のリサイクルハサミ等がヒットしたが、はさみの分野では、職人技を追求した高級品の伸びは見込み薄であり、高齢者・障害者向けのバリアフリ−商品や、それをさらに進めたユニバ−サルデザイン商品など、時流を捉えた商品企画が今後とも重要になってくると思われる(注3)。

(4)ナイフ
 ナイフは、全国シェア(食卓用ナイフを除く)は40.8%で、出荷金額ベ−スでは全国がコンスタントに推移するなか、輸出全盛期の約半分、バブル期の6割程度の額となっている。ただし、アウトドアブ−ムを背景に中・高級品には一部根強い人気があると言われている。ファクトリ−メイドが主流であるが、手作りの風合いを持つものが多い。一部に工芸品的なカスタムメイドのものも存在する。ワインブ−ムを背景にソムリエナイフが好調との話もある(注4)。

U−3.事業所数の推移

 1980年以降の事業所数の推移をみると、岐阜県、全国ともに1980年から1985年にかけて大きく落ち込んでいる。これは、1981年以降は4人以上の事業所のみが集計の対象とされているのに対し、1980年は全事業所が対象となっていることによるものである。裏を返せば3人以下の零細事業所がいかに多いかということにもなろう。岐阜県、全国ともに減少傾向にあるといえる(図表7、8)。



注:1980年のみ全事業所、1981年以降は従業者4人以上の事業所が対象のため連続しない。
出所:通産省「工業統計表」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

U−4.流通構造

 包丁、はさみなど一般最終消費者向けの刃物製品の流通は図表9のような構造になっている。出荷額に占める流通チャネル別割合のデ−タがないため推測の範囲だが、産地問屋を経由する割合が過半数であり、さらに二次問屋を経由する割合もその過半数に及ぶと見られる。刃物の小売店と言っても専門店ばかりでなく、金物店、アクセサリ−ショップなどがあるため、二次問屋の介在する必要性が生じ、問屋間の仲間取引も行われている。
 産地問屋の多くは、自社と継続的な関係持つ工場を持つか、各工程の加工業者に外注する形で製品を仕上げるなどで自社ブランド製品を持ち、メ−カ−的な性格も強い。そのため産地問屋は製品開発や需要先の開拓も担っており、刃物製品の流通での役割は伝統的に大きかった。しかし最近は、産地製造業から産地問屋を通さず専門問屋への出荷や小売業(特にコンビニエンスストア)への直売が増加していると見られる。そのため産地問屋、二次問屋を通す割合は減少傾向にあると考えられよう(図表9)。

図表9 刃物の流通構造

出所:「商品流通ハンドブック」日本経済新聞社、421頁の図を参考に(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

 業務用理美容はさみ、業務用金切りばさみ、事務用ばさみ、高級包丁、輸入剃刀などは一般家庭では購入しないため、この図とは異なり消費地の専門問屋へ直接流れる割合が大半と推察される。また、安全剃刀は他の刃物製品と異なり大規模製造業者の寡占状態にあるため、直接小売業(特にコンビニエンスストア)に流れる割合がほとんどと見られる。

U−5.輸出環境の変化

 輸出比率が60%程度という典型的な輸出産業であった刃物産業は円高の影響を大きく受け、またNIES諸国との競争激化から、1984年をピ−クに輸出の減少基調が続いている。特に洋食器刃物は顕著であり、ポケットナイフも半減している。ただ、ポケットナイフについては低価格品が大幅に減少したものとみられ、高級品についてはある程度健闘していると言われている(図表10、11)。


出所:日本輸出刃物工業組合のデ−タより、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成



出所:日本輸出刃物工業組合のデ−タ等より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

U−6.輸入状況

 大蔵省の貿易統計を用いて刃物製品の輸入状況をみることにする。
 カミソリの輸入額は、90年が128.7億円、95年が108.8億円、98年が99.5億円と年−減少傾向にあり、この8年間に2割を超える減少をみた。いずれの年もアメリカからの輸入額が第1位となっているが、シェアはそれぞれ77.3%、69.6%、43.4%と大幅に低下している。一方、98年をみると第2位のドイツが23.6%、第3位の中国が21.0%と急速にシェアを伸ばしていることが分かる。
 はさみの輸入額は、90年が10.3億円、95年が11.8億円、98年が21.0億円と増加傾向を示し、この8年間に2 倍以上の規模となった。国別にみると、90年には西ドイツが59.2%と圧倒的なシェアを占め、第2位の台湾(18.9%)を大きく引き離していたが、95年、98年ともに中国が首位を占め、特に98年においては65.5%のシェアを占めるなど、凄まじい伸びをみせている。
 ナイフの輸入額は90年(19.7億円)から95年(30.1億円)にかけて約1.5倍に増加したが、98年には27.4 億円と1割弱減少した。国別のシェアをみると、90年に首位であった西ドイツ(37.2%)は、95年にはスイス(24.5%)、98年には中国(36.1%)にその座を奪われた(図表12、13)。

出所:大蔵省「貿易統計」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

図表13 主要品目別輸入額の上位3位
単位:億円
  ナイフ
1990 1995 1998
1位 西ドイツ 73,273.2 スイス 73,894.6 中国 98,747.1
2位 スイス 41,371.7 ドイツ 66,314.3 ドイツ 54,118.1
3位 アメリカ 28,410.2 アメリカ 61,494.5 スイス 40,086.5
  カミソリ
1位 アメリカ 994,525.1 アメリカ 756,761.4 アメリカ 431,873.8
2位 香港 197,507.7 香港 109,874.6 ドイツ 235,071.1
3位 西ドイツ 26,834.2 ドイツ 82,878.5 中国 208,878.1
  はさみ
1位 西ドイツ 61,109.5 中国 49,593.1 中国 137,659.0
2位 台湾 19,537.3 ドイツ 30,721.3 ドイツ 28,376.6
3位 韓国 10,407.7 韓国 13,136.7 韓国 16,720.7
注:当該統計には「包丁」という項目がなく、「ナイフ」に含まれているとみられる。
出所:大蔵省「貿易統計」より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

U−7.関市経済における刃物産業の位置づけ

 刃物の生産工程は製品によっても違いがあるが、図表14のようになっており、各工程加工業者の技術の集積が刃物製品という形になって結実していることが分かる。

図表14 ステンレス鋼刃物の生産工程
プレス 焼入れ 研削 研磨 柄付・仕組 柄羽布 刃付 手入・包装
(プレス業者) (熱処理業) (研削業) (研磨業) (仕組業) (刃付業)

注:ステンレス鋼刃物の場合。一貫メ−カ−は少なくカッコの部分は専門加工業者が存在。 
出所:「第8次新版 業種別貸出審査事典 第4巻」(社)金融財政事情研究会

 岐阜県関市は「刃物の町」として歴史的に知られてきた。「関市の工業」による、1998年時点での関市の刃物製造業の集積規模は、次ペ−ジ図表15のとおりである。
 従業者数別では3人以下の小規模事業所が大半を占め、特に工程加工業者においてはその9割を占めている。いわゆる「生業的家内工業」の割合が多いといえる。
 続いて関市の刃物製品別全事業所数の推移をみると、1989年から1998年にかけて201事業所が転廃業していることが分かる。そのうちの8割近く(156事業所)が従業者3人以下の事業所であり、関市の刃物製造に重要な役割を果たしてきた工程加工業者の減少が深刻なものであることをうかがわせる(図表16)。
 さらに、関市製造品出荷額と刃物出荷額比率の推移をみると、関市の工業製品出荷額が増加する中、刃物製品の出荷額は減少しているため、製品出荷額に占める刃物比率も低下していることが分かる。刃物製造業以外に有利な就業機会も増えていくと予想され、刃物製造業の就業者がさらに減る可能性も大きい(注5、図表17)。
 かつては円高不況時に関市として対策がとられていたが(図表1参照)、関市人口の社会増減は、ここ5年、順調にプラスで推移するなど、刃物産業の低迷は影響していない。関市としては、今後、観光資源としての活用も検討が望まれるのではないだろうか。

図表15 関市の刃物製品別・工程別・従業者数別事業所数
  工程 事業所数 従業者数別
3人以下 4〜9人 10〜19人 20〜49人 50人以上
ポケットナイフ 製造 28 8 15 3 2  
加工 60 56 4      
台所・食卓用刃物 製造 25 11 10 1 3  
加工 35 30 5      
カミソリ・替刃 製造 6   1 1   4
加工 1   1      
はさみ 製造 43 14 16 6 7  
加工 132 117 15      
包丁 製造 31 8 12 8 2 1
加工 69 65 4      
つめきり 製造 13 3 7 3    
加工 9 8 1      
その他の刃物 製造 39 17 16 1 3 2
加工 24 21 2 1    
製造 185 61 77 23 17 7
加工 330 297 32 1    
出所:「関市の工業」平成11年度版より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

図表16 関市の各刃物全事業所数の推移
  1989 1993 1998 1998/1989
ポケットナイフ 139 108 88 63.3%
台所・食卓用刃物 152 118 60 39.5%
カミソリ・替刃 8 7 7 87.5%
はさみ 202 201 175 86.6%
包丁 99 103 100 101.0%
つめきり 23 18 22 95.7%
その他の刃物 93 87 63 67.7%
716 642 515 71.9%
出所:「関市の工業」平成11年度版より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

図表17 関市製造品出荷額と刃物出荷額比率の推移

出所:「関市の工業」平成11年度版より、(財)岐阜県産業経済研究センタ−作成

注1:「日経ビジネス 1998年11月30日号」日経BP社を参考にした。
注2:「経済月報」十六銀行総合企画部、刃物製造関連企業に対するヒアリング調査を参考にした。
注3:刃物製造関連企業に対するヒアリング調査を参考にした。
注4:「経済月報」十六銀行総合企画部、刃物製造関連企業に対するヒアリング調査を参考にした。
注5:1999年3月31日現在の関市調べでは、市内の新卒就職者1,080人のうち市内に就職した人は108人、その他県内が351人、愛知県が261人、その他県外が360人であり、9割が市外に就職している。


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