(4) 日本銀行企業短期経済観測調査
日銀短観(12月調査)による主要企業の業況判断指数(DI)は、製造業が▲56、非製造業が▲41となり、いずれも前期比5ポイントの悪化をみた。製造業はバブル崩壊後の最低値だった94年2月(▲56)の水準に並び、非製造業は94年5月(▲42)以来の水準に落ち込んだ。中小企業では、製造業が▲60(3ポイント減)と67年8月の調査開始以来の最悪を更新したが、非製造業は▲43(1ポイント増)となり、83年5月の調査開始以来最悪であった前期に比べわずかながら好転した。96年11月調査以来約2年ぶりの改善。12月までの予測は、主要企業では製造業、非製造業ともに好転を見込む一方で、中小企業は製造業では横ばい、非製造業では再び悪化。
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