21世紀の物流と地域の役割


 物流は経済社会の発展や人々の生活を支える重要な役割を担っている。しかし、生産拠点の海外シフトや消費者ニーズの多様化、流通システムの変革など、物流を取り巻く環境は非常に厳しいものがある。
 今号の特集では、このように変化の波に洗われている物流に焦点を絞り、我が国や岐阜県の物流の基本的な問題を明らかにし、物流のあり方や物流の新しい動向を踏まえた上で、岐阜県が発展するには将来何をすべきか、岐阜県の特性を生かした戦略論を明らかにする。

21世紀の物流に関するいくつかの視点
  必要なものがいつも過不足なく並べられているコンビニエンスストア、手ぶらで行ける北海道でのスキーやゴルフ、11月の第3木曜日には世界に先駆けて飲めるボジョレーヌーボー。我が国の物流システムの進歩によって、消費者は本当に便利になった。

企業間協力によるロジスティックスシステム高度化の方向
  ロジスティックス活動の基本目標は産業の高度化と国民生活の豊かさを支援することにある。流通の川下化動向を前提とし、豊かな品揃え、生産から消費に至るサイクルタイムの短縮、トータル在庫の削減等が基本課題となっている。

岐阜県企業の物流戦略を考える
  物流が今、注目を浴びている。多くの著書が出版され、物流について多くの意見が述べられている。ここでは、岐阜県という地域を巡る環境やその地域特性をキーに、今、岐阜県で物流戦略がなぜ、必要なのか、そしてどのような視点で考えていくのかについて筆者なりの考えを述べさせていただきたい。