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■活躍の場が拡がる、技術コンサルタントの雄 加藤技術コンサルタント(本巣郡穂積町) |
創業は、昭和59年。愛知県で「加藤技術事務所」を開設したことに始まる。その後、平成5年に故郷である本巣郡穂積町に戻り、「加藤技術コンサルタント」を開設、現在に至っている。
主な業務内容は、
であるが、最近では時代を反映してか、ISO(国際標準化機構)の品質管理制度(ISO9000)や環境管理・監査制度(ISO14000)の規格取得に関する業務が全体の6割を占めるまでに至っている。県内では各務原市と関市の企業、それぞれ一社に対し、規格取得業務に携わった。
加藤 央(ひろむ)社長は元々は企業内技術者であったが、リストラもあったため一大決心し「技術士」として独立した。「技術士」という資格を独立する7年前に取得したが、実はこの資格、コンサルタントとして成立するには非常に難しいものだという。岐阜の技術士会には現在70名程登録されているが、独立している者は加藤社長のほかは一名いるだけである。このため、加藤社長も「独立当初は仕事もなく、毎日が日曜日という生活を送ってきた。幸い、企業に務めていた時に知り合った企業から仕事を請けたりしていた。また、それだけでは十分でないので、1日に3人以上と名刺交換するというノルマを自分自身に課し、企業や団体を回り、情報収集・提供に奔走していた」とそのころを振り返り、ヒューマンネットワークの重要さを改めて認識したと言う。この地道な努力が実を結び、今では、企業の技術顧問や様々な異業種交流グループのコーディネーターを務めるまでになった。
加藤社長は名古屋市都市産業振興公社のアドバイザーに登録されているなど、今でも主たる活動の場は愛知県となっているが、「岐阜県に事務所を構えていても特に目立ったハンデはない。また岐阜と愛知との技術力の地域差はない」という。
加藤社長が精力的に行っている異業種交流グループのコーディネーター活動を紹介しよう。
加藤社長は今までに異業種交流グループのコーディネーターを一一程務めた経歴がある。加藤社長は「グループに入ってくる人は個性豊かな企業人ばかり。これをまとめるには強い意見調整力が必要。また、参加者の出身企業は経営基盤が安定している企業でなければいけない。なぜなら、経営が安定していないと目先のことばかり考え、結果を急ぐ余り良い活動が出来ないからである」という。続けて「取り組むテーマは参加者が同じ様に取り組めるテーマとし、自分がどの部分(開発、市場調査、試作、量産)に関われるか明確にする。またマーケットは年商10億円以下の規模の生産財とし、その活動期間は1年から三年くらいは必要」という。コーディネートを行った異業種交流グループに中には実際に成果を収めているグループもある。
最近、企業はソフト機能に対し評価するようになってきたと肌で感じているという。「平成不況になり、企業もアウトソーシングすることに対し違和感を感じなくなってきている。私ども技術コンサルタントに、計画や研究設計、評価などを相談するようになってきた。我々の存在意義が従来よりも増してきている。その分、責任も増えてくるが、次に続く者の見本となるよう精力的に活動を続けていきたい」と意欲を燃やしていた。