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”混ぜ屋”の技術は、何事にも「超」がつく成果
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売上げの12パーセントが研究開発費、社員の40パーセントが研究スタッフ。シーシーアイ(株)の技術開発に対する意気込みを表わす数値である。これだけのエネルギーを費やして何を開発しようとしているのか、社長の岡部氏に聞くと「開発目標を定めても必ずしもそこに当たるとは限りません。やみくもにやっているわけではないのですが、開発していく過程でいろいろなノウハウが蓄積されてきます。蓄積されたものを生かしてフレキシブルに考えていくと何かに当たるんです。研究開発は夢と遊びの部分ですね。」そう言えるのも立派な大黒柱があるからかもしれない。シーシーアイ(株)は、ブレーキオイルとエンジンクーラントの分野では国内50パーセント、世界10パーセントのシェアを誇る国際的企業なのである。
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研究スタッフは自らのことを”混ぜ屋”と称している。本来混ざり合わない物質をブレンドするすぐれた技術をもち、それを駆使してまったく新たな素材をうみだす。国内全自動車メーカーで使用されているブレーキオイルやエンジンクーラントもその技術の結晶のひとつである。
そして、これらの性能向上のための開発は、いまも進められている。従来は2年か3年もてばよかった。しかし、公害や環境問題への対応を考えると基本的には外へ出さないということが理想である。長寿命化が研究テーマとなってきた。現在は、5年間10万マイルの性能を実現。さらに、10年間15万マイルの性能達成に向けて取り組んでいるが、遠い話ではないという。
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”混ぜ屋”の別なる夢実現は、樹脂分野である。ここでは先進的「制振材」のかたちで大きな実りをもたらしている。
騒音・震動に対してそれらを遮断したり吸収する、それも従来値からすると格段の高レベル値を達成する素材を開発。開発技術は、基本特許として只今申請中。特許には、応用や用途開発なども含まれるが、基本特許となると、それは大変な大発明なのである。大学の先生に言わせると70年に1度出るか出ないかというほどの驚異的な出来事だそうだ。「10年間、辛抱しました」と話す岡部社長の気持ちは察するところ余りあるが、喜びも一塩だろう。
[制振材]においては、これまでも画期的な素材として開発がなされ、同社は時代の先端にある。92年に最初に商品化した制振シート「ユレナインFD」を初めとして次々に発売。コンピュータや精密な機器は振動の問題が大きくなってくる。音の問題も同様である。というわけで「ユレナイン」シリーズの応用範囲は急速に拡大しつつあり、ことし12月に発売予定の、基本特許に裏付けされた制振シートは超先端素材ということになる。
「当初から制振材を目指したわけではないのです。最初の頃はセラミックを混ぜたり、ありとあらゆるものを混ぜたのです。それらの膨大なデータによって我が社の未来は開かれていくのです。」テンポの速い岡部社長の話は次なる開発成果の説明につづく。
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薄さわずか0.13ミリという、向こうが透けて見えるほど薄い超精密成型プラスチック製品の開発である。それを成型する金型も自社開発した。
岡部氏が社長に就任し、まったく新しい研究を始めようということで着手したバイオ関連でも成果が具体化しつつある。
「私の時代ではなく、次の時代の”飯の種”になればいいと思っているのです。若い人には面白いものをやらせたいのです。外部からの批判もないことはない。成果は不確定ですから、研究費にかけるコストの問題や生産性に対する注文とか。当社は、大企業がやらないすき間の開発をやっていきます。夢を持って。」
企業はトップのリーダーシップと夢によって支えられている。そうしたエネルギーが「超」のつく成果を生むのだろう。
「ユレナイン」シリーズ展開
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「ユレナイン」の遮音性能

ユレナインSX-100と耐火二層管の比較
| 2.8m直管の重量 | 防音材の厚さ | |
| ユレナインSX-100 | 7.2kg | 6mm |
| 耐火二層管 | 11.2kg | 8mm |