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自然な形でマルチメディアへの対応を---
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明治33年、、1900年の創業、印刷業界における老舗、株式会社大鹿印刷所。
ここ大鹿印刷所の主な営業種目は、菓子・食品のパッケージであり、この分野が9割以上を占めているという。
そしてその顧客は日本全国にまたがり、特にお菓子関係の各地の名産、観光地のお土産など、パッケージにまつわる全国的なネットワークは他の追従を許さない特異な存在として確固たるシェアを占めている。
勿論、こうした足跡が示す背景には大鹿印刷所ならではの全国各地のテーマパークをはじめとする様々な情報を収集したデータベースがその大きな要因となっており、なんでもこれに数億円の投資をしたという。
更に、その分野で今まで積み上げられて来たノウハウの蓄積が顧客に対して具体的な販路まで紹介出来るというコンサルティング的な提案営業型のセールス活動が功を奏しているようだ。
こうした会社の特性を更に確実なものとするため、23名の営業スタッフに対して47名のデザイナーを擁する、業界では他に例を見ないクリエイティブ重視の体制と更にはデザイン、営業、工務の部門をワンフロアに集中させ、連絡や問題処理へ迅速な対応を図るべく布陣をしいている。
印刷におけるデザイン、これは従来手作業による「アナログ」の世界。
しかしコンピュータによるデザインワークが台頭し、デザインも「デジタル」処理が行なわれるようになり、ここではデザインから製版工程一貫したフルデジタル化を実現。
一方、一般の印刷物、パッケージにおいても多品種少量生産、ライフサイクルの短縮などの市場ニーズに応えて行けるよう、ここではデザイン情報が印刷機上にそのまま移転されるデジタル・ツープリントを実現。
そしてこうしたことが更に一歩進んでマルチメディア事業部設立の引き金になったという。
情報化社会の中での産業の融合化、21世紀へ向けて次なる大きな挑戦、これこそマルチメディアビジネスの確立であると---。
既に販促の一環としてのビデオソフトの製作実績は一応の好評を得ているし、会社案内等のCD-ROMの製作、インターネットのホームページの制作など着実にそのステップアップが始まっている。
マルチメディアといってもまだまだ従来顧客販促へのバックアップの範囲と、大鹿常務の発言は控え目だが、その奥には並々ならぬ闘志をうかがい知ることが出来た。
そして最後に、インターネットも、CD-ROMも、何をつくるにもアート感覚が必要であると、アートインダストリー大鹿のポリシーを強調した常務の笑顔が印象的だった。