(2).調査の結果



 10.インターネットの利用目的
    〔1〕受信
     インターネットの利用目的は、受信の場合「メールやファイル等の受信」という回答が8割を超え、ほとんどの企業が活用している状況が分かる。
     「他社の業務・製品等の情報入手」「国内外の様々な情報の入手」という情報収集型の利用もほぼ6割が回答しており、電子メールと情報収集が主な利用目的となっている。

    「その他」と回答した企業に記述してもらった利用目的を、以下に紹介する。

    • 記者からの記事・写真の受信〔製造業(出版)〕
    • 中古車市場・オークション情報の入手〔小売業(自動車)〕
    • ソフトウエアのアップグレード、入手〔建設業〕
    • 設計図面(CAD)の受信〔製造業〕
    • 宿泊予約の受付〔サービス業(旅館)〕
    • 毎日の営業報告の受信〔サービス業〕
    • 気象情報の入手〔建設業〕

    〔2〕発信
     インターネットの利用目的は、発信の場合もやはり「メールやファイル等の発信」が最も多く8割近くの企業が回答している。
     その他は、「自社の業務・製品等の紹介・PR」が4割ほどで続いているが、受信の場合の、情報収集のための利用率と比較するとかなり低い水準となる。
     なお、人材の募集のツールとしても、16.2%の企業が利用している。
     このことから、インターネットの利用において、情報収集ツールとしての利用は普及しているものの、情報発信ツールとしての利用はまだ定着していないことが示されている。
    「その他」の具体的な回答を、以下に紹介する。
    • 官公庁への申請〔建設業〕
    • 競争入札の指名願いの提出〔建設業〕
    • 工事経歴の登録〔建設業〕
    • 工事見積への参加〔建設業〕
    • 特許情報〔製造業〕
    • 宿泊予約の確認〔サービス業(旅館)〕
    • メーカーへの発注〔小売業〕
    • 各店舗への新商品データの送付〔小売業〕


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