自社開発素材No.2-3
<技術・製品名> <工法>
カーボンマイクロコイル(CMC) 新工法
<会社名> <担当者部署・氏名>
シーエムシー技術開発株式会社 企画総務部 大塚 秋恵
<所在地> 〒509-0109
岐阜県各務原市テクノプラザ1丁目1番地
<連絡先> TEL:0583-79-0686 URL:http://www.cmctd.co.jp
FAX:0583-79-0688 E-Mail:cmctd@bronze.ocn.ne.jp

<<自社技術・製品の概要>>
1. 自社技術・製品の特徴
カーボンマイクロコイル(CMC)は、コイル径がμmオーダーの3D−ヘリカル/らせん構造の非晶質炭素繊維です。その特徴からマイクロ・ミリ波領域の電磁波吸収材及びセンサー、アンテナ等の素子として幅広い用途が可能です。
2. 応用・利用可能範囲(適用可能な部品等)
1)CMCビーズ CMCを微小粒径の樹脂ビーズに含有させたCMCビーズは発泡体、板材、ペースト材、繊維などに成形・加工が可能で電磁波吸収材として自動車部品の様々な部位に利用可能です。また、CMCビーズを発泡成形加工したCMC発泡体はETC、ITS等の高度道路交通システム等で障害となる電磁波(反射波)を広帯域で吸収できるため今後利用が可能となります。
2)CMC触覚センサー、接近・接触センサー 約50cm程度からの人間や物体の接近から微笑圧力での接触まで、単一のセンサー素子で連続して検知可能です。
センサー素子の寸法・形状は目的に応じた任意に製作可能で、ロボットや機械装置の触覚検知や、衝突防止安全システム等に利用可能です。
3)CMCマイクロアンテナ マイクロメートルサイズの微小アンテナとしてRFID、ITS等に利用が可能です。

CMC

CMCビーズ

CMC触覚センサー

CMCマイクロアンテナ
3. 同業他社との相違点・優位性
【CMCビーズ】 GHz広帯域に亘って、20〜40dBの電磁波吸収特性を示す。
【CMC発泡体】 GHz広帯域に亘り約20dBの電磁波吸収特性を示す。
【CMC触覚センサー、接近、接触センサー】 接近(最大検知距離:約50cm)から接触(最小検知圧力1×10^-5MPa、最小検知変位 0.1μm)までを単一の素子で連続して検知可能。
【CMCマイクロアンテナ】 GHz帯域で0dBi以上の高利得なアンテナとして機能する。
4. 他社採用例
電磁波吸収体、触覚センサー、化粧品等その他、各技術を用いた各種用途、開発、商品開発を共同で実施中
 
5. その他特徴等

<工業所有権等の状況>
○1.特許取得済み 2.申請・出願中 3.検討中 4.その他

<ポイント(製造可能な精度・材質等)> <問題点(課題)とその対応方法>
現在CMC は共同研究開発を通して供給可能。各種用途別CMC の製造技術を開発中。 基礎技術を基に、各メーカーとの共同研究による製品開発が必要。

<開発進度>
1.アイデア段階 2.試作・実験段階 ○3.開発完了段階 4.製品化完了段階

<比較> 従来工法 新工法(後工程を含む) 効果(予想)
・コスト 100 80 ▲20
・質量 100 70 ▲30
海外対応 可の場合の対応国 <その他特記事項>
○不可

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